2014年05月25日

三線の練習方法メモ

 普段私が実践している練習方法をメモ程度に記載します。「この方法が一番だ!」と主張してそれを押し付けているわけではないです。練習方法は人それぞれ、各人にあった練習スタイルの模索のための参考になれれば幸いです。

T. 時間効率と生活

【練習時間は一日一時間程度+α】

<一時間のペース配分> 

 ・古典曲は大体が一曲五分なので、MAX十二回は歌える

 ・十二回のうち、冒頭一回は必ず『かぎやで風節』 

 ・他、優先度の高い練習曲順に回数分配

 
<+α>

 ・一回だけ一曲を親の前で披露する




[追記]

 朝、犬の散歩が終わってから1h。5:30〜6:30。艦これの長距離練習航海二回分。


[解説]

 過ぎたるは及ばざるが如し。5時間ぶっ通しで練習するのは研究所(三線教室)での稽古で充分なので、やりこみたい気持ちを抑えてとにかく毎日少しだけやること。そうしないと生活に影響が出ます。多少の時間超過が可能な休日は「やり込みプレイ」可、平日は納得いかなくても翌日へ持ち越すのがベスト。


 最初に『かぎやで風節』を歌うのは、全ての基礎要素が詰め込まれているから(全てとは言っていない)。ぶっちゃけジンクスみたいなもの。


 親の前で演奏するのは『人に聞いてもらう演奏』感覚の練習。これが無ければいくら練習しても意味なし。但し、親の時間を5分頂くことになるので速やかに行うべし。聞いてもらえる相手が居ない場合は、ニコ生やツイキャス配信でも疑似体験おk。

 
 この方法だと、一週間で7時間、一ヶ月で30時間の練習量を確保。「土日に5時間練習して平日は練習しない」場合の1.5倍の練習時間になる。そもそも毎週末に長時間練習していくスタイルは、どうせ何か別の用事が入って週末が埋まったりするので非現実的。






U. 練習スタイル

 
【姿勢】

<姿見でチェック> ※一回やればおk

 ・衣装鏡に向かって演奏

   ⇒・棹の角度、左手の運指

    ・撥の持ち方、捌き方

    ・背筋、肩の力、腹筋、アゴの角度


<服装と爪>

 ・演奏しやすい服装:袖口が長すぎない上着、胴(チーガ)が滑らないズボン

 ・左手の爪を砥いであるかどうか





【工工四と参考音源】 

 1. 工工四(声楽譜も)をとりあえず暗記

 2. 稽古で注意されたことも暗記

 3. 参考音源聞きながら暗記内容を比較検討

 4. 参考音源バックにしながら同時に演奏 ※数回やればおk




[暗記方法]

 だいたい一回息継ぎがあるくらいの長さ(『かぎやで風節』で言えば『今日の誇らしやや』の部分)を、工工四とにらめっこして、次に目をつぶって、何度も繰り返して歌う。覚えたら(=ソラで歌えるようになったら)次の、だいたい一回息継ぎがあるくらいの長さを何度も繰り返す……を繰り返す。

 
 新曲(上巻曲)の場合、練習時間二時間程度で一曲覚えられる。(昔節系は無理)

 
 本歌だけでなく、原歌や替歌などの、いつもと違う歌詞で歌う練習をすると、「節回し」を重点的に覚えられる。色んな歌詞で歌うのは楽しい。


☆早弾き(ソービチ)の暗記☆

 テンポの速い、詰まったリズムの曲(『唐船ドーイ』とか『鳩間節』とか)は、まずカラオケできるようになっておくと練習しやすい(どの曲もそう)。カラオケボックスで歌ってもいいし、音源聞きながら家で歌の練習するとか。その後、テンポはゆっくりでいいので三線を合わせて歌う練習をする。

 わざとリズムを崩して通常リズムで練習して、慣れてきたら元のリズムに戻す、なども可。

 どの曲にも言えることだが、先に工工四だけを覚えるのは避けた方がいい。変な癖がつきやすく直しにくいので。

 早弾き(ソービチ)は演奏時間が短いので必然的に試行回数が増えやすい。練習量過多になって他の曲をないがしろにしないように注意。





[解説]

 伊差川・世礼工工四はミスプリント(誤植)が散見されるので、暗記はするけど鵜呑みにしないこと。
    ※ちなみにこの誤植は大人の問題(権利関係?)でいまだに訂正できないでいるそうです。


 参考音源とのセッション練習はスピーカーを使用すると良い。イヤホンだと自分の演奏がわかりづらいし、そもそも実践的じゃない。スピーカーに背を向けると舞台っぽい感覚が味わえて楽しい。






V. マインド

 
【「思い入れ」という選考基準項目】 
 ※公式(タイムス)には「思い入り」という表記だが、本土方言的には「思い入れ」の方がしっくりくる

 
 ・公式には「曲想をつかむ。歌意を理解する。」とある
 
 ・新曲に着手する場合は、演奏前に必ず参考図書を利用して、原歌、本歌、替歌の歌詞内容を理解し、舞踊曲なら舞踊の所作とストーリーを簡単に理解しておく。

 ・いつもの練習においては、曲を演奏する前に、情景、ストーリー、主人公の心象をイメージして演奏に挑む





[解説]

 インターネット上にある解説サイトなどでの歌意解説はホントにテキトーなので、ググってはいけない(戒め)。ちゃんと権威ある出版社から発刊され、複数の知識人によって検閲された書籍で学習すべし。例えば「やまねこ出版」さんから出ている「やさいい琉歌集」[小濱光次郎著、2500円]などがオススメ。

 
 琉球の歴史や時代ごとの文化風俗を勉強して、歌が歌われている内容の時代の世界観、常識観を持っているとイメージしやすいよ!その方が楽しい(確信)



 
【530(ゴサマル)的心得】
 
 これは私自身が練習していく中で、先人や師匠の言葉からつむぎ出した心得集です。みなさんも自分に合った心得集みたいなものを作成するといい唄が歌えるようになるかも知れません。

 
<唄の心得>

一、長ブレスは次第に音程が下がりやすいので、気持ち徐々にブレス量を増やして音程を維持すべし

 
一、語るように歌うが、決して感情を込めすぎない。歌の感情というのは聞き手の相対的解釈であって、歌い手の絶対的主観ではない。自由に自分の歌を理解してもらうべし


一、腹筋(横隔膜)重視で声を出す

 
一、声は遠くに聞こえるように歌う。本当は屋外で練習した方がいい練習になる




<三線の心得>

一、歌うように弾く

 
一、早弾(ソービチ)は撥の振りを大きくする。これによって「走り」(次第にテンポが速くなってしまうこと)を防ぐ

 
一、主音だけ強く弾く。小音は小さく弾く。このメリハリをつける

 
一、手様(ティーヨー)を流れるように躍らせる。手様が型に嵌まれば曲弾きは安定する





 

W. まとめ

 
 毎日の生活の中に練習を組み込んで、効率的かつ実践的な練習をすること。また、琉歌に詠まれた世界に没入し、琉球ロマンチズムを味合えると練習が楽しくなる。それをオカンやオトンに聞いてもらって感想を聞こう!



 




[最後に]

 今後の課題として昔節系の暗記方法の模索が挙げられる。昔節系の暗記も基本は同じだが、端節の数十倍時間がかかる上、集中的に取り組む必要があるので他の曲がおろそかになりやすい。
 そのうち優秀賞に挑む場合の効率的なスケジューリングを検討したい。
ラベル:古典 三線練習
posted by 530(ゴサマル) at 13:09| Comment(6) | TrackBack(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月05日

【速報】ニコ伝完成しました!





苦節1年7ヶ月、ようやく完成しました。

個人的には24年の人生の内に今までかかわってきたすべての人、ものごと、できごとの集大成となっております。

取り急ぎ、ご報告をば。詳細は後日追記します。

本当に完成してよかった・・・・・・!

関係者の皆様に多大なる感謝と御礼を申し上げます。

カラオケ版もあるよ!よかったら歌ってね。





YouTube版はコチラ。超音質、中画質版。




[追記]
詳細報告

【春期】
ニコ伝春期報告130725.docx

【秋期】
ニコ伝秋期報告140122.docx
posted by 530(ゴサマル) at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月04日

【沖縄芸大祭】沖縄初ライブ敢行してきました報告!

去る11月3日、琉球王朝祭と平行して行われた沖縄県立芸大の学園祭において、530初となる沖縄でのライブ(リサイタル)を敢行してきました!

ので、報告をします(´ω`)

33C76452-D4C7-4DFC-A7B8-4A1AFFD9EE42.jpg
↑フライヤーでの写真



前日の11月2日(土)の19時ごろ沖縄入りしまして、その後おもろまちでK@iriさん、マスネコさんと合流。新都心のコロッケ倶楽部(カラオケ)で打ち合わせ。

僕がオケ音源用意していく予定だったのですが、BadApple!!を歌抜きで用意してしまい(元々530ソロでやる予定でした)、急遽マスネコさんに依頼して歌ってもらうことに!それで歌えるというのがすごい!ありがとうございましたm(__)m

その後ダイソーで色々小道具を買いあさってホテルへ。まぁーしかし沖縄の人って夜遅くまで外をうろうろしてるんですよね・・・東京じゃ考えられないです笑

翌日、ホテルを出て高良楽器店でチューナー(ヘッド装着タイプ)を購入。ライブでの曲構成が全曲チューニング有りという異例の事態だったので導入せざるを得ませんでした笑

そのまま首里へ。首里はお祭りの準備でにぎわっていました(´ω`)芸大に入ってK@iriさんたちと合流。その後、530の似顔絵を描いてもらったり、デリバリー沖縄そばを食べたり、学祭を満喫しました!

BYM15MgCIAAeTT0.jpg


途中、ガムランの演奏に遭遇。人生初ガムランでしたが、芸大とガムランとの交流の深さを実感したり、ガムランそのもののよさを感じたり、そういう貴重な経験もできました。さすが沖縄芸大だなぁと・・・

いざライブへ!と思ったら前が押してて時間がずれこんでしまいました。でもスタッフさんの対応が非常に丁寧で、心落ち着けて臨むことができました(´ω`)

ただ、時間がなくて充分にMCできなかったので、この場を借りて言いたかったことを言いたいと思います。

530のライブを聞きにきてくれて本当にありがとう!530とコラボしてくれて本当にありがとう!530のためのステージを準備していただいて本当にありがとう!僕が沖縄でライブするという奇跡的な状況に心から感謝しています。

演奏曲は、1925、BadApple!!、吉原ラメント、いーあるふぁんくらぶ、BossDeath、千本桜でした!

16681.jpg


吉原ラメントでは、間違えてB本調子でチューニングあわせてしまい(本当はB♭本調子)、最初ッから違う音を出すという初めてのドでかいミスを犯してしまいましたが、8小節くらいで調弦して復帰。笑って許しておくんなまし('A`;)

BossDeathではテンションあがりすぎて暴れすぎたため、チューナーがふっとんでどこかへ消えてしまいました笑。なので千本桜へのC調本調子へは勘でチューニング。ここで気づきましたが、勘でやった方が早いしスマートだなと。今後、チューナー使ってやる機会と、そうじゃない場合とをうまくすみわけさせた方がよさそうです。

ストラップが若干長くて、終始弾きづらかったですorz。どうも直前の最終チェックが散漫になってしまいがちなので、徹底して気をつけたいところです。

ステージ照明や音響は最高で、設営スタッフさんたちもやさしい上に理解がある人たちで、とても演奏しやすかったです(´ω`)本当にありがとうございました。

ライブ終了後、「530さん!」と色々な方から声をかけていただきました。530目当てで来ていただいた方がいるということが、心の底からうれしいです。いつも応援ありがとうございます・・・。「あぁ、沖縄でやってよかったな」と、そう思いました。

さて!気づけばもう18時!疲労しているK@iriさんに無理をお願いして、ニコ伝用素材を撮影してきました(´ω`;)首里城をバックに琉球舞踊アレンジを「創聖のアクエリオン ウチナーグチver」にのせて踊っていただきました!

速攻で帰りました;ごめんなさい;ダッシュで儀保への坂道をくだって、ゆいレールに飛び乗りなんとか飛行機に間に合いました。今回の沖縄ライブは、自分にとって色々考えさせられるいいキッカケになりました。いい経験でした。

またいつか沖縄でやります!今度はソロで!ニコニコミュニティ(http://com.nicovideo.jp/community/co398441)メンバーが5300人を突破したら沖縄ソロライブを敢行する予定なので、どうぞよろしくお願いしますm(__)m


それでは、530でした!
posted by 530(ゴサマル) at 14:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。